「その瞬間、運命が変わった」──婚約破棄から始まる、異種族皇太子との激甘ラブライフ！

「この人でなし、さようなら──！」

第二王子から一方的に婚約を破棄された瞬間、クリスティアナの中に“もうひとつの記憶”がよみがえった。

前世、日本人として生きていた記憶。

王族に利用され、義妹には母の形見を奪われ、理不尽な世界にずっと耐えてきた彼女は、こう決意する。

「もう誰の顔色もうかがわない。私は私のために生きる！」

その矢先、指輪を拾った美丈夫が言い放ったのは──

「あなたに求婚する許しを与えてはいただけまいか」

え、求婚！？それも、あの噂の“竜人皇太子”!?

スパダリ竜人×自由を求める令嬢──二人が出会った瞬間から、すべてが変わる

求婚してきたのは、銀の髪に金の瞳を持つ異種族・竜人の皇太子シリウス。

誰にも媚びず、圧倒的な力とカリスマを持つ彼が、なぜかクリスティアナに一目惚れ。

「君は、誰かの所有物ではない。君自身が選ぶのだ」

その言葉に、彼女の心が少しずつほどけていく。

義妹や王子から蔑まれてきた“利用されるだけの人生”が、ようやく終わる気がした。

シリウスの愛は、激しくも繊細。

決して命令せず、でも守ると決めたらどんな敵でも容赦しない。

「君が泣いたら、世界を敵に回してもいいと思った」

そんな彼との日々は、クリスティアナにとって初めて“人間らしい心”を取り戻していく時間でもあった。

転生したことを“逃げ”にせず、“力”として受け止めていくクリスティアナ。

ただの受け身なお姫様ではない。

自らの意思で立ち上がり、誰にも支配されない人生を歩もうとする姿が胸を打つ。

そんな彼女を見守るシリウスの優しさが、物語をより深く、あたたかくしている。

『婚約破棄からの溺愛生活　竜人皇太子の番に選ばれました』は、悲しみの底から始まる、再生と溺愛の物語。

裏切られたからこそ出会えた、本当の愛。

そして、“自分の人生を生きる”ための決意に満ちた、すべての女性に捧げたい一冊です。