引きこもり魔女が目覚めたら“女伯爵”に!?──塔から始まる、ズレまくりラブファンタジー!

「えっ、私が領地を持ってる!? 結婚相手が……王子!?」

戦場近くの“守りの塔”で、魔力を提供することで生活を維持していたエレオノーラ。

嫌な結婚から逃れるために引きこもり、誰とも関わらず、静かで快適な毎日を過ごしていた。

だが、それは第二王子レオンの活躍により戦争が終わったことで、突然終焉を迎える。

「もう魔力は要らない。塔も閉鎖。よって、君も退職だ」

そう告げられ、のんびり生活は崩壊。帰る場所もないまま塔を降りた彼女を待っていたのは──。

“護国の英雄”と呼ばれ、勝手に女伯爵にされていた!?

気がつけば、エレオノーラは国のために尽くした“無名の魔女”として褒章を受け、爵位まで与えられていた。

しかも、新しい領地の統治者に任命され、さらに婚約相手が王子レオン──!?

「一体何が起きてるの!? 誰か説明して!!」

本人そっちのけで話が進んでいる“今どき国家的お見合い”のような展開に、エレオノーラの混乱はピークに。

けれど、王子レオンは彼女の動揺もすべてお見通しのように、にこやかに手を取る。

「君の力に、私はずっと助けられていた。次は、私が君の力になりたい」

人たらし王子 vs ズレた引きこもり令嬢の恋は、意外と対等!?

レオン王子は、完璧な容姿と教養を持ちながらも、まったく驕らず、常に人に寄り添う“真の王”の器を持つ青年。

一方のエレオノーラは、人付き合いは苦手だが、自分の信念と知識には妥協しない芯のある女性。

「私は、あなたにふさわしい人間では……」

「それは僕が決めることだよ」

そんなふたりの距離が、少しずつ、でも確実に近づいていく過程がたまらなく愛おしい。

ラブだけじゃない! 新任領主としての成長も見どころ満載

急遽任された領地運営に、エレオノーラは悪戦苦闘。

農民とのやりとり、インフラの再建、盗賊の取り締まり──

決して簡単ではない仕事の数々に、魔力だけではなく“人として”向き合いながら成長していく姿も魅力のひとつ。

引きこもり令嬢だった彼女が、王子と並んで民の未来を見つめるまで。

その変化と、内面の変化こそが、この物語の核だ。

無料試し読みで、エレオノーラとレオンの始まりを体験しよう!

『塔から降りたら女伯爵にされてました』は、引きこもりから始まる成り上がりファンタジー。

恋愛も領地運営も、想定外から始まったからこそ、すべてが新鮮で心に残る。

エレオノーラとレオンの行く末を、ぜひあなたの目で確かめてほしい。

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