「なあ、そこの美女。俺と子作りしないか?」
そんなセリフで始まる旅が、果たしてどこへ向かうのか。そう思っていた読者の皆さま、『オーク英雄物語7 忖度列伝』で、バッシュの冒険はまさかの“賢者の教え”という新境地へ突入しました。
今回はただのナンパじゃない。本当に、“成長”してしまったんです、このオークが。
バッシュ、人生初の“師匠”と出会う
バッシュの旅の目的は変わらない。美女と結ばれ、子を成し、種族の未来を切り拓くこと。でもその姿勢に変化が起きた。ヒューマンの女性と真剣に向き合うため、彼は“学ぶ”ことを選んだのです。
「私はあなたに、私の知りうる限りの知識を授けましょう」
出会ったのは、一人のオークメイジ。彼もまた人間の女性と家庭を築いた男。そして、バッシュの初めての“師匠”となる存在。ここから、オークの英雄の知的進化が始まります。戦闘能力では誰にも引けを取らなかった彼が、今度は“対話力”と“戦略”を手に入れ始めた……!
賢者から知識を授かる“忖度”伝説
本作のサブタイトル“忖度列伝”はまさに象徴的。バッシュは師匠から「空気を読む力」「場を支配する言葉の選び方」「相手の立場に立ったコミュニケーション」を学び、ナンパのレベルが明らかに違ってきます。
ただし……相変わらず口説き文句は破壊力満点。「お前と話せてよかった……ところで部屋を取ってあるんだが?」この辺は“バッシュらしさ”として、進化と継承の絶妙なバランスに読者もニヤリ。
ブラックヘッド領の緊張と戦慄
そしてついに舞台は、デーモン王復活の鍵が眠るブラックヘッド領へ。ここで再会するのが、ナザール、サンダーソニア、ジュディスという個性爆発の面々。各陣営が緊張感を持って見守るなか、まさかの“再会からの即ナンパ”という、バッシュ節が炸裂。
でも笑えるだけでは終わらないのがこの作品の魅力。国家の命運が懸かる中で、彼の行動が“英雄”の名に相応しい重みを持ち始めるのです。
周辺情報もすごすぎる!メディアミックス展開はある?
現時点で『オーク英雄物語』はアニメ化されていないものの、原作小説は累計ヒットを続けており、ファンアートやSS(二次創作小説)もネットで盛況。pixivやTwitter(X)では「#オーク英雄物語」で検索すると、バッシュやヒロインたちの描き下ろしが多数見つかります。
また、ドラマCDやグッズの展開も期待されており、今後の展開から目が離せません。
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